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国後島・古釜布 新しい魚油・魚粉工場が稼働 水産廃棄物を原料に年間8,000トンを生産

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の水産加工会社「南クリル・リボコンビナート」の魚油・魚粉工場が稼働した。年間5,000トンの魚粉と3,000トンの魚油を生産し、家畜や魚の飼料として販売する。クリル諸島の地域経済の基盤はカラフトマスやサケ、スケトウダラ、タラ、イワシ、サンマなどの漁業と水産加工。これまでは加工の過程で大量の水産廃棄物を処分する必要があったが、新プラントは国内外の市場で大きな需要がある動物用飼料の原料となる。サハリン州のベリク首相は「新工場の稼働により46人の新規雇用が創出され、州や南クリル行政府の税収も増える。同時に、廃棄されてきた天然資源を合理的に活用し、環境も保護する取り組みだ」と称えた。新工場はサハリン州開発公社の支援を受けて建設された。生産ラインはタイの設備をベースにしている。同社のコンスタンティン・コロブコフ社長は「動物用および魚用飼料のメーカーに商品サンプルを送り検査してもらったところ、最高点を獲得した。すでに製品供給の契約締結に向けて提案を受けている」と話している。(サハリン・インフォ2022/1/21)

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