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ビザなし渡航の早期再開、日本人墓地の調査と墓石の修復を 知事、林外相らに要望

 鈴木直道知事は12日、外務省を訪れ、新型コロナウイルスの影響で2020、21年度と2年連続で中止となった北方領土ビザなし渡航について、早期再開などを求める要望書を林芳正外相に提出した。要望書では《1》領土問題解決に向けた外交交渉の加速《2》航空機墓参などビザなし渡航の早期再開《3》日本人墓地の調査と破損した墓石の修復《4》日ロ間で感染症対策に関する協議の場の設置―などを明記した。(北海道新聞全道2022/1/12)

 知事は林氏との面会で「元島民の平均年齢は86歳を超えており、切実な声を聞いてほしい」と強調。林氏は「可能な限り早期に(ビザなし渡航を)実施できるよう努力する」と応じた。

 知事は、西銘恒三郎沖縄北方対策担当相とも面会し要望書を提出。西銘氏は「何とか交流できないか、粘り強くやりたい」と語った。(竹中達哉)

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散弾銃が撃ち込まれた国後島・植沖墓地の標柱