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国後島の自然保護区 シマフクロウやヨーロッパミンクに人工給餌

国後島のクリル自然保護区は12月24日から、レッドデータブックに搭載されている希少種シマフクロウへの人工給餌を開始した。餌が少なくなる冬期間に保護区のスタッフが魚を籠に入れて給餌している。給餌場に仕掛けられたモーションカメラは、家族全員で給餌場を訪れたシマフクロウをとらえていた。彼らは水中に仕掛けられた籠の中に、美味しいごちそうが入っていることを理解しているようだった。また、1990年代に、種の保全の一環として本土から持ち込まれたヨーロッパミンクに対する人工給餌も行っている。ヨーロッパミンクは、本土では環境への適応能力が高く活発に活動するアメリカミンクに徐々に取って代わられている。移入後、しばらくの間、ヨーロッパミンクは国後島に定着することに成功しなかったと信じられていたが、2014年に確認情報がもたらされ、2016年以降はスタッフが設置したカメラで撮影されている。保護区では、今年3月にヨーロッパミンクの生息地を確認したことから、12月に給餌場を設けるとともにモーションカメラを設置して観察している。(サハリン・インフォ2021/12/30)

https://youtu.be/7_Vpyb42LOQ?t=57

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シマフクロウ

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ヨーロッパミンク