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択捉島 通称「ピラミッド」と呼ばれる難工事、紗那—天寧道路建設に挑む掘削機オペレーター 相棒は日本の「コマツ」製

択捉島レイドヴォ(別飛)に住む35歳のヤロスラフ・モスクヴィティンさんは掘削機を操作して15年になるプロフェッショナルだ。これまでにオーリャ湾にある孵化場の養魚池やレイドヴォへの道路、空港や温泉施設の工事に携わってきたが、これが完全なリストというわけではない。クリリスク(紗那)とブレベスニク(天寧)を結ぶ道路工事は、地元では通称「ピラミッド」と呼ばれている。エジブトのビラミッド建造と同じくらい難しく、大規模だからだ。彼は「私一人でやったわけではない。イワン・タナセンコと一緒に働いた結果だ」と言う。2006年に初めて掘削機の仕事に就き、ギドロストロイの道路建設労働者としてキャリアをスタートさせた。その後、自動車整備の免許を取得している。昼食をとる時間も惜しんで彼は操作の技術を磨き、今では自分の手足の一部のように使いこなす。その技術で、海岸の温泉施設を荒波から保護する石積みを造った。「掘削機はただの機械ではなく生き物であり、パートナー」という彼は、ほとんど機械と融合している。彼のパートナーは日本の「コマツ」製だが、「チャ―リック」と名前をつけている。(クラスヌイ・マヤーク2021/11/21)

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※相棒の「コマツ」製重機

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※紗那--天寧道路建設現場

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※ビザなし交流で必ず訪れるバンナチカ温泉の石積み