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択捉島 詩人ウラルスキーさんに「地区名誉市民」の称号を贈呈

10月29日、択捉島の市立図書館で、詩人ミハイル・ヤコブレビッチ・ウラルスキーさんに「クリル都市管区名誉市民」の称号が贈られた。ウラルスキーさんは、詩人であり愛国者であるとともに、家族や子供たちと50年以上も択後島で暮らし、島の歴史の語り部であり、探検家でもある。クリル地区議会のベラウソワ議長は「この地域には多くの名誉ある人々がいるが、名誉市民の称号を最初に受けるのが詩人であるという事実は、公正で理解を得られる話だ。彼の才能は、何年にもわたってクリル住民の心をとらえてきた。彼は私たちの社会における行動の指針であり、世論のリーダーだった」と功績をたたえた。また、サハリン州知事による名誉バッジを授与したロコトフ市長は「クリル地区は、あなたの詩集を200部出版する」と表明した。ウラルスキーさんの詩で多くの曲が作曲されており、最も有名なのは「択後島」。子供芸術学校のイーゴリ・セレダ校長は、波の音やカモメの鳴き声、台風による風の音をイメージして新しいアレンジを施した。(クラスヌイ・マヤーク2021/10/30)

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