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国後島・古釜布 街を自由に闊歩する野良牛問題 法律に罰則規定なし「行政は無力」と副市長

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の公園は野良牛の糞尿でいっぱいだ。業を煮やした地元住民はサハリン州知事に苦情を申し立てる準備をしている。地区行政は長年、この問題に取り組んできたが、行政の限界と不完全な法律によって解決できないという。南クリル地区のユーリ・ボルドフ第一副市長は「行政犯罪法では、これらの牛の飼い主に罰則規定はない。以前は、あったが、その後削除された。私たちは現在の法律の枠内で所有者に影響を与えようと努めたが、別の問題があった。すべての牛にタグが付けられているわけではなく、所有者が分からないものも多い。芝生や花壇の損傷については、行政責任を負わせたいと考えているが、それ以外では行政は無力だ」と語った。野良牛はあちこちを自由に歩き回っており、クリルの住民よりも島で快適に暮らしている。(サハリン・クリル通信2021/10/28)

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