連邦政府は、クリル諸島(千島列島)に免税制度と自由関税制度を導入することで、内外の投資家にとって魅力的な地域にする計画だ。これを受けてサハリン州政府は、いくつかの重要な方向で新しい経済圏を開発することを狙っている。たとえば、デンマークの企業は、島での風力発電所とグリーン水素の可能性にすでに関心を示している。コペンハーゲンの企業はクリル諸島プロジェクトへの投資家になることができる。最も重要な分野は水産加工である。択捉島では古い水産加工場が解体され、まもなく新しい近代的な水産加工工場が出現する。「漁獲が恩恵を受けることはないが、加工は可能性がある」と知事は言う。州政府が選択したもう1つの方向は観光である。温泉療法を取り入れた新しいホテルがクリル諸島に登場する。(サハリン・メディア2021/10/27)
