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国後・泊見え「感無量」千島連盟別海町支部 独自の洋上慰霊

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 千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)別海町支部は9日、根室海峡の日ロ中間ライン付近で観光船を使って独自の洋上慰霊を行った。元島民や遺族らが、北方領土国後島を望みながら手を合わせた。出港前に尾岱沼漁港で出発式を行い、歯舞諸島志発島出身の臼田誠治支部長(82)が「父さん、母さんに『近くまで来ましたよ』と手を合わせてほしい。一日も早く自由に墓参できることを願う」と述べた。(北海道新聞釧路根室版2021/10/9)

 支部の18人と佐藤次春副町長を乗せた「パワードリーム号」(19トン)は午前11時20分ごろ出港した。船は約50分後に野付半島先端の北東数キロ、日ロ中間ライン付近の国後島南端・ケラムイ崎が見える地点に到達。参加者は黙とうし、海に花をささげた。(小野田伝治郎)

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