北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

千島連盟別海町支部も洋上慰霊 10月6日に

 

f:id:moto-tomin2sei:20210929083456j:plain

 千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)別海町支部根室管内別海町=は、10月9日に根室海峡の日ロ中間ライン近くで洋上慰霊を行うことを決めた。北方領土元島民ら最大20人を乗せ、観光船で向かう。北方四島での墓参が新型コロナウイルス感染拡大で2年間行われていないため、千島連盟羅臼支部に続く形で実施する。(北海道新聞2021/9/28)

 当日は午前11時30分に町内の尾岱沼漁港を出発。野付半島竜神崎沖合数キロの中間ライン付近まで行き、国後島南端のケラムイ崎が望める場所で慰霊を行う。午後2時ごろ帰港予定。

 千島連盟別海町支部の臼田誠治支部長(82)=歯舞群島志発島出身=は、北海道新聞の取材に対し「停滞した返還交渉や返還運動を今一度盛り上げたい。墓参や交流の中止が続き、何もしなければ返還が遠のく。洋上慰霊により、ロシア側にも思いを受け止めてもらいたい」と話した。

 道によると、北方四島での墓参は、2019年9月、千島連盟による国後島への自由訪問を最後に中断している。これを受け同連盟羅臼支部根室管内羅臼町も来月6日、羅臼沖の日ロ中間ライン手前で洋上慰霊を行うことを決めている。(田中華蓮)

f:id:moto-tomin2sei:20210929083524j:plain

f:id:moto-tomin2sei:20210929083536j:plain

f:id:moto-tomin2sei:20210929083601j:plain