北海道根室市は北方領土のビザなし交流や文化財保護のあり方を検討する「専門家会議」を設置し7月17日、1回目の会議が開かれました。2022年北方領土のビザなし交流開始30年を迎えるのを前に、根室市は四島との交流や往来のあり方を検討するため専門家会議を設置しました。会議では専門家5人が委員として任命され、新型コロナウイルスの影響で中止されているビザなし交流や、新たに有形登録文化財に登録されることになる海底ケーブル陸揚庫の保存などについて協議しました。会議後にはシンポジウムが開かれ、元島民や専門家らがビザなし交流の歴史や今後を語りました。専門家会議委員 岩手県立大学 黒岩 幸子 教授：「四島の交流と根室管内をどのように結びつけていくのか。専門家会議を通して、新しい形にもっていきたい」根室市北方領土対策監 谷内 紀夫さん：「専門家会議を通じて、1市4町の訪問の実現に向けた取り組みを進めていきたい。陸揚庫の保存については7月31日の会合で課題を整理していきたい」(北海道文化放送2021/7/18)
「四島交流をどう結びつけるか」北方領土交流や文化財保護の課題議論…"専門家会議"初会合 北海道根室市
