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択捉島 14日に美食の祭典「オヒョウの日」開催 新規感染者50人、医療従事者は開催に反対

択捉島の最大のイベントである美食の祭典「エトロフの味 オヒョウの日」が8月14日、レイドヴォ(別飛)で開催されることが発表されたが、医療従事者らは新型コロナウイルスの感染が拡大し、医師の負担を増大させると懸念を表明している。択捉島の新型コロナの新規感染者数は7月より悪化している。クリリスク(紗那)の地区中央病院では7月13日に5人だったが、同20日には26人、8月4日時点では50人となった。エレナ・マチシナ院長は「私たちはこのような時期に大規模なイベントを開催することに反対している。イベントの後、感染者が急増する可能性がある」と話す。ロスポトレブナゾール(ロシア連邦消費者権利・福祉監督庁)のクリル地区責任者であるミハイル・ニクーリン氏は「マスクとソーシャルディスタンスを確保すれば、野外イベントの場合、直接的な制限はない」としつつも「現在の状況では大規模イベントは開催すべきではない」と付け加えた。一方、クリル地区のロコトフ市長は「択捉島ではワクチン接種率が66%に達しており、集団免疫をつくり出すために必要とされる最小値を超えている」と自信を見せる。(サハリン・インフォ2021/8/5)

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