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択捉島・内岡 噴水がある公園を整備 住民からは「必要ある?」

択捉島キトヴィ(内岡)で噴水を備えた公園の造成工事が進んでいるが、一部住民からは、噴水は必要ないから、破損している道路標識などの補修管理に充てるべきだとの声が挙がっている。公園整備の総事業費は670万ルーブルで、うち噴水は250万ルーブル。クリル地区行政府は連邦予算から支出されるとしているが、関係文書によると地区の予算だ。島内にはゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)に軍が管理する噴水が1基あるが、管理が行き届かず長いこと水は噴き上げられていない。地元住民は「我々の噴水は大きな砂場になっている」と冗談半分に話す。キトヴィの公園も、たとえ噴水が設置されてもすぐに同じ状態になるとみられ、住民からは既存の構築物の維持管理をしっかりやつた方がいいとの声がある。そういえば島の観光案内地図の標識が破損しているのに、誰も修繕を急いでいないのは不思議だ。(サハリン・インフォ2021/6/17)

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