6月2日に北方四島航路に就航する新造フェリー「ネベルスコイ提督」号の運行スケジュールが1日に発表されたが、公表されたのは6月-7月分のみで、繁忙期の8月-9月のスケジュールが全くわからないため、国後島の観光事業者などから批判を浴びている。「運行スケジュールの発表をさんざん待たせておいて、いざ明らかになると8月と9月のスケジュールがない。これでは予定が立たず、クリルで働くすべての人に混乱と絶望をもたらす」と憤慨する。これに対しサハリン州運輸省は2カ月分の公表は正常なことだと主張する。フェリーが使用するバースは水揚げする漁業会社の使用が優先されるため、フェリーの到着時間、出発時間はその時の実際の使用状況を考慮しなければならないという。3隻体制になる8月以降のスケジュールは7月にリリースするという。(サハリン・クリル通信2021/6/1)
