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8月7日を日露戦争の犠牲者を悼む記念日に 行政、議会、教会、市民が円卓会議

サハリンにおける日露戦争(1904-1905年)の犠牲者を悼む記念日を制定するため、行政や議会、ロシア正教会関係者、一般市民が参加した円卓会議が開かれた。ロシア捜索運動のヴィクトル・ヤンコフ代表は、日本軍がサハリンに侵攻を開始した7月7日を提案した。ユーリ・フィリペンコは、サハリン沖でロシア巡洋艦「ノヴィーク」と日本軍の戦闘か行われた8月7日を提起した。サハリン州議会議員は記念日を法的に位置付けるだけでなく、ロシア正教会がお墨付きを与えるよう求めた。サハリン青年政府のエレナ・クラシルニコワは「多くの住民は日露戦争と第二次大戦のソ日戦争を混同している」と述べた。議論の結果、8月7日をサハリン地域における日露戦争犠牲者の記念日とすることに決定し、ユジノサハリンスク大司教らに手紙を送り、この日を記念日と見なすよう要請する。(サハリン・インフォ2021/5/14)

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