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国後島の観光名所・材木岩周辺で砂利採 住民、景観破壊を懸念

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観光客に国境地帯へのパスを発給するFSB国境局によると、今年の国後島への観光客は2020年の2倍と予想されているが、地元住民は国後島の観光名所「ストルブチャティ岬(材木岩)」周辺で砂利の採掘場が開発されており、観光客を失望させる可能性があると懸念している。ユジノクリリスク(古釜布)在住の観光ガイド、オクサーナ・リズニッチさんは材木岩周辺にいくつかの採石場の開発許可が与えられているエリアを地籍図で発見した。「ダーチャがある13km地点に1つの採石場があり、風が吹くとダーチャは採石場から飛ばされる砂で覆われる」と語った。区画番号65:25:0000011:502は、地元住民が特に心配している場所だ。地元住民は「悪魔の指」のすぐそばにある採石場の悲しい出来事を思い出した。採石場が海岸に届くほどに拡大し、ピクニックにも行けなくなった。「これは観光客に否定的な反応を引き起こす。すでに崖はなくなって何もない。そこは砂漠だ」と彼女は言った。「材木岩」は国後島だけでなくサハリン全体にとってもユニークな観光地だ。滑らかな六角形の柱は600万年以上前に、熱い溶岩と冷たい海の衝突から生まれた。サハリン・クリル通信はサハリン州生態学省に採石場の開発に関する問い合わせをした。地籍区画の65:25:0000011:454および65:25:0000011:502は、2006年に有限責任会社「トルード・サハリン」に対して、地質調査(探査)のライセンスが発行されていた。2016年4月に、ライセンスの有効期限は2018年1月までとされたため、現在はライセンスがキャンセルされた状態にあり、鉱物の探査と採掘は禁止されている。問題はダーチャがある13km地点の採石場だ。すでに採掘が行われており、開発業者は計画された量の砂を採取するまでやめないだろう。(サハリン・クリル通信2021/4/30)

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