北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

中標津と羅臼で千島連盟支部総会「訪問事業早期再開を」

 千島歯舞諸島居住者連盟中標津支部(佐藤健支部長、会員128人)は16日、町内で2021年度の通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、元島民2世の舘下雅志さん(62歳)を新支部長に選任した。退任する佐藤支部長は「進展がないままの退任は残念だ。菅政権になっても進展がなく、ロシア側の態度は強固になっている」と悔しさをにじませた。(北海道新聞根室版2021/4/20)

 千島歯舞諸島居住者連盟羅臼支部(鈴木日出男支部長、会員109人)は17日、町内で2021年度の通常総会を開いた。5月に予定していた国後島への自由訪問ができなくなったことについて、鈴木支部長は「早期に北方領土への訪問事業が再開できるよう、政府には強い外交姿勢で臨んでほしい」と述べた。脇紀美夫理事長も「コロナ禍が続く状況であれば、洋上慰霊などを含めて検討しなければならない」と話した。(北海道新聞根室版2021/4/20)

f:id:moto-tomin2sei:20210420084213j:plain