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北方四島内の「国境地帯」通過パス FSBが新たな手順を設定 7月5日から発効

ロシアFSB(連邦保安局)国境局のサハリン当局は、北方四島の中に設定されている「国境地帯」への立ち入り許可申請に関する手続き、手順の変更を通知した。7月5日に発効する。南クリル地区(国後島色丹島歯舞群島)内に設定されている国境地帯は、ユジノクリリスク(古釜布)市街地とメンデレーエフ空港、ユジノクリリスク--ゴロブニノ(泊)高速道路を除くすべての地域。クリル地区では択捉島リリスク(紗那)市街地と択捉空港道路を除くすべての地域で、国境地帯を通過するためにはFSBが発行するパスが必要となる。3月3日付FSB第89号の命令により、新しい行政規則が決定された。経済、漁業その他の活動、大規模なイベントの実施、国境地帯での家畜の飼育・放牧、河川や湖沼での漁業、研究、調査などは許可が必要となる。申請できるのはロシア国民、外国人など。申請に基づきFSBは外国人の場合には最大30営業日、ロシア国民に対しては15営業日以内にパスを発給する。料金は無料。申請はポータルサイト国後島のゴリャチエクリュチ(瀬石)で受付る。(サハリン・インフォ2021/4/19)

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