ロシアの携帯通信大手メガフォンは北方四島を含むサハリン地域の25集落にある55の基地局を近代化した。工事の最南端は、幅わずか20kmのイズメナ海峡(野付水道)を挟んで北海道と向き合う南クリル地区の国後島ゴロブニノ(泊)だった。国後島と色丹島では、全ての集落が光ファイバー通信回線(FOCAL)に切り替えられ、中継通信回線をアップグレードした。これにより、住民は居住地にかかわりなくすべての高速モバイルインターネットのサービスを受けられる。国後島のゴリャチエ・クリュチ(瀬石、人口2,000人)でもハイビジョンのオンラインテレビを視聴したり、オンラインでの会議や学習、在宅勤務、ウェビナーに参加できるようになった。(サハリン・インフォ2021/3/31)
