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領土問題啓発、高校生が提案 オンラインで「サポーター会議」 根室

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 北方領土返還要求運動の担い手として活動する中高生による「北方領土サポーター」の会議が13日、道立北方四島交流センターなどで開かれた。根室と札幌をオンライン会議システムで結び、高校生26人が領土問題の啓発方法について案を出し合った。(北海道新聞根室版2021/3/13)

 北方領土サポーターは道の事業。登録した生徒が啓発運動に参加したり、勉強会を開いたりすることで返還要求運動の機運を高める狙いがある。全道92人、根室管内22人が登録する。

 会議は5班に分かれて議論。各班は「有名人を起用し、元島民の経験を基にアニメやドラマを制作する」「サポーターが小中学校に訪問して、活動を紹介する」などを提案した。

 根室高からは1、2年生5人が参加。根室北方領土根室研究会に所属する国後島元島民4世の松田咲歩さん(2年)は「札幌の高校生の意見が聞けて、勉強になった。出前講座などの活動に生かしたい」と話した。(武藤里美)