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なぜ北方四島を訪れるのか 写真家、旅行家が語る南クリル諸島の魅力

クリル諸島(択捉島国後島色丹島)は、白い崖や沸騰する湖、クマと遭遇する可能性があるドキドキ感も含めて、一度は訪れる価値がある場所だ--。クリルを愛する写真家や旅行者、ブロガーがその魅力をRIAノーボスチに語った。「国後島はあなたが危険地帯にいることを示す警告標示板でいっぱいだ。ロシアの最も美しい100の場所のリストに含まれているゴロヴニン火山(泊山)のカルデラがその象徴的だ」と写真家のパベル・マッツエフは言う。この美しい自然を見るためには、チシマザサが茂るエリアをナタを片手に突破しなければならない。「カルデラの底には、水温が17~18度もある見事な紺碧のゴリャチエ湖(一菱内湖)と、常に火山ガスを噴き出しているキピャシチェエ湖(ポントウ沼)がある。国後島からはわずか22km先に日本が見える。新型コロナの感染が拡大する前には、日本人はビザなしという特別に簡素化された仕組みでここを訪れていた」とマッツエフ。択捉島クリル諸島でインフラが最も整備された島である。旅行ブロガーのドミトリー・クリコフは「島を見るなら10月がいい。気温は10~20度で、木々は黄色、赤、オレンジに塗りこめられる」と話す。見どころは白い崖(ビラ海岸)。火山灰が風雨の影響で削られでできたレースのような造形美。「ハワイにも似たようなものがあるが、すべて緑。こちらは裸の石だ」とクリコフさん。択捉島観光では攻撃的なクマに注意しなければならない。「よそのクマとは外見も違う。ずんぐりしておらず足が長い」--。断崖とエメラルドの色丹島にはクマはいないが、神経ガスにちなんで名づけられた「からし菜」がある。それに触れてはいけない。旅行家のイリヤ・ヴォスクレセンスキーは「この島は家族連れやキャンプに最適だ。世界の終わりと座れるクライ・スベタ岬(エイタンノット岬)やクラブ岬、シュパンベルグ灯台(色丹灯台)から断崖や果てしない海の眺めは最高だ。近くにはロビンソンクルーソーの映画ロケが行われた絵に描いたように美しいベジミャンナヤ湾がある」--。この夏、サハリンのコルサコフ港から択捉島国後島色丹島を巡るクルーズツアーが開始される。3日間の旅行費用は1万1,000ルーブルからで、7,000人の観光客が見込まれている。(サハリン・クリル通信20201/3/9)

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