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クリル発展プログラム推進局の清算を提案 サハリン州議会

サハリン州管理会計委員会(KSP)はクリル諸島社会経済発展プログラム(2016-2025)の実施に、州予算がどのように使われたかを検査し、120ページに及ぶ検査結果を州政府と州議会、地方検察当局に提出した。州議会の経済発展委員会と予算・税金に関する委員会の合同会議で厳しい指摘が相次いだ。最大の問題は施設設計から建設、引き渡しの遅れだ。遅延は300日~1,300日にもなり、議員は「限界をはるかに超えている」とあきれた。ボロトニコフ副議長は「以前から指摘しているが、何も変わっていない、相変わらず規定に違反している。クリル諸島社会経済発展プログラム推進局長に聞くが、違反をなくすために何が必要なのか」--。「私たちはすべての請負業者と協力し、政府との契約を確実に履行している」とポリャショフ局長は答えた。「すでにいくつかの点を改善した。今では納期に間に合わなければ責任が問われる」と続けた。これに対して、「親愛なるアレクセイ・パブロビッチ(局長)、あなたは請負業者のことをすべて知っているはずだ。セベロクリリスクでは政府の仕事を請け負えるのは1社しかいない。仕事のスキームそのものを変える必要がある。1つの施設に3年もかかるのが正常なのか」--副議長は畳み込んだ。議員を怒らせたもう一つの問題は、連邦からの資金提供が止まったことだ。プログラムがスタートした頃は、プロジェクトにおけるモスクワのシェアは50%を超えていた。それが徐々に低下し、議員によると2021年は連邦資金が1コペイカも含まれていない。KSPによって指摘されたおびただしい違反に関する議論は1時間30分も続いた。そして、オシペンコ議員は結論づけた。「なぜプログラム推進局が設立されたのか。迅速に問題を解決するためだったはずだ。結局、それが出来ないということだ。管理職がいて、職員がいて、給料が払われている。しかし、効率と問題解決が欠如している。彼らから新しい提案を聞いたことがない。今頃、罰則を適用するというが、それは最初からそうするべきものだった。州予算の縮小に伴いクリル発展プログラムへの資金提供も減少する。この際、州建設省への統合について検討するよう要請する」--。この提案は次の議会で議論されることになった。(astv.ru 2021/2/10)

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