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ロシア外務省は東京で開催された北方領土の展示会に憤慨した

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ロシア外務省のザバロワ報道官は10日に行われたブリーフィングで、日本の東京で開かれた南クリル諸島(※北方領土)に関する展示会について「主催者が忘れていた主なことは、南クリル諸島に対する我が国(ロシア)の主権である。それは国連憲章でも明らかであり、この文書こそ、展示会の主な展示物として訪問者を迎えるべきものである」と述べた。(サハリン・クリル通信2020/12/12)

(ザハロワ報道官によるブリーフィング要旨2020/12/10)

COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大が続く中で、東京の最も大きな駅の1つで、12月1日から3日まで南クリル諸島(※北方領土)に関する展示会が開催された。展示会では、ロシアの領土に対する日本の違法な主張を立証するために、再び無駄な試みがなされた。 主催者によると、展示会は「教育的」なものだが、その内容は歴史的事実からかけ離れていた。例えば、1941年12月に、真珠湾を攻撃するため南クリル諸島南部に日本海軍が集結したことを示す地図はなかった。1945年9月2日、日本が降伏文書に署名した調印式の写真もなかった。第二次大戦における最後の場面が見過ごされてきたことは非常に重要だ。主催者が「忘れた」主な事柄は、国連憲章によって南クリル諸島に対する我が国(※ロシア)の主権が確保されていることである。

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