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国後島で絶滅危惧種の植物を増やす取り組み クリル自然保護区が2018年から

国後島にあるクリル自然保護区の科学部門のスタッフが、ロシアで唯一国後島でのみ生育する希少種ホウノキフタリシズカ、オオバボダイジュの繁殖に取り組んでいる。道路建設など開発が進む島内では希少種の生育地が減少しており、種の多様性を維持、回復するため2018年から地道な作業を続けている。現在、島内に生育するホウノキは約500本、フタリシズカは600本以下、オオバボダイジュは約100本となっている。同保護区のエレナ・リニック主任研究員が絶滅危惧種の生育地を復元するプログラムを開発。2019年5月にホウノキの最初の種子の播種が行われ、2020年11月にはオオバボダイジュの種子が温室にまかれた。今後3~4年で希少種の新しい植物が島の自然界に補充される。2021年にはイロハモミジの繁殖に取り組む。(サハリン・インフォ2020/12/7)

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