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択捉島を管轄するクリル地区議会の議員1人が辞職 選挙管理委員会に転職

択捉島などを管轄するクリル地区議会(定数15)で、政党「ロシアの女性のために」のデニス・ノビコフ議員が辞職し、クリル地区選挙管理委員会に職を得た。同党は2018年9月の地区議会議員選挙で得票率6%を獲得し、1議席を獲得。名簿1位のノビコフ氏が当選した。これまで7回開催された議会には数回出席した程度。経済状態は深刻のようで2018年の申告所得は7コぺイカだった。選挙管理委員会は前回選挙の同党の候補者名簿から次点だった人物を見つける必要がある。「ロシアの女性のために」という党は2019年7月に解散しているが、法律によれば党の候補者名簿はまだ有効だ。その名簿に搭載されている11人はレニングラードの21歳の失業者など誰一人択捉島に住んでいない。2018年の選挙当時、ネべリスク地区議会の議員だった人物が党の地域支部長を務めていた。この党は有力な立候補者から票を奪うために組織された政治スポイラーとみられている。(サハリン・インフォ2020/11/24)

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