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択捉島のシロザケ漁、漁獲減少1日6トンに

サハリン州の太平洋系サケの漁獲量は6万1,756トンとなり、推奨される漁獲量の68.7%にとどまっている。このうち3万2,770トンはすでに漁が終了したカラフトマスが占める。シロザケ漁は択捉島海域で継続されているが、10月初旬に1日1,000トンを超えていた漁獲量は11月に入って1日6トンに満たなくなってきた。(※10月10日時点で択捉島のシロザケ漁獲量は2万3.000トン) 国後島海域では全く漁獲がなく、漁業会社は網を片付け始めた。日本側のデータによると、北海道でも同じように困難な状況が発生している。ロシアの科学者によると、今年の太平洋系サケの漁獲量が少なかった主な理由は、北太平洋の生態系の変化による、冬季間の魚の死亡率が増加したためという。(サハリン・インフォ2020/11/4)

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