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択捉島に「スキー&ゴルフリゾート」建設 投資額240億ルーブル 建設と運営はローザ・クトール

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サハリン州政府は、択捉島のバランスキー火山(指臼山)エリアに、ゴルフコースを備えた大規模なスキー・リゾートを建設する投資プロジェクトを発表した。10月19日に開催された州投資評議会でドミトリー・リスネフスキー投資政策大臣が明らかにした。州の計画によると、クラスノダール地方にあるスキーやスノーボードを楽しめる「ローザ・クトール」に匹敵する規模。総事業費は240億ルーブルで、このうち150億ルーブルが民間からの投資。このプロジェクトのために実施するインフラ整備の事業費は93億ルーブルにのぼる。州政府観光庁のドゥブロフスキー局長によると、ヤースヌイ空港からリゾート(※指臼山)まで22kmのアスファルト道路を建設するほか、指臼山の温泉から太平洋側のサドコ湾に抜ける9kmの道路、サドコ湾の桟橋施設、取水施設に加え、3~5星のホテル(700室)、13kmのハイキングコース、2台のケーブルカー、ゴルフ場を整備する。スキー・リゾート開発のため、バランスキー火山(指臼山)の温泉を活用する。さらに空港施設の拡充を図るとともにクルーズ船が寄港できるよう港湾も整備する。リスネフスキー大臣は「クルーズ船の観光客がこのプロジェクトの重要な要素になる。年間40万人の観光客を見込み、ホテルの部屋の稼働率は年間65%を確保する必要がある」と述べた。有利な銀行融資が適用されのをはじめ、プロジェクトがTOR(優先的社会経済発展領域)の対象となることから、「年20%の利回りが見込める魅力的な投資になる」と続けた。プロジェクトの中核となのは建設と運営を担うロシア観光業界の巨人「ローザ・クトール」。アレクセイ・ソロビョフ代表は「収益性については疑いの余地がない。ゲレンデ、温泉、極東で初めてのゴルフコースなど、アジアで最高の複合リゾートの1つになる」と自信を見せる。また投資評議会ではサハリンストロイ社のヴァレリー・モゾレフスキー代表がクリル諸島を「オフショアゾーン」として、国境の島々にカジノを誘致し、ロシアのラスベガスにすることを提案した。択捉島のスキーリゾート構想はソ連時代からあり、近年では2015年に当時のホロシャビン知事が提案したことがある。(サハリン・インフォ通信2020/10/19)

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ソチのスキーリゾート「ローザクトール」