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文化露寇のフヴォストフの遠征をたどるツアー企画、択捉島にも上陸

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ロシア地理学会リャザン支部は、ロシア地理的遺産プロジェクトの一環として、ニコライ・フヴォストフらが19世紀初頭に行ったサハリンとクリル諸島への遠征ルートをたどるツアーを企画している。同支部支部長で極地探検家として知られるミハイル・マラホフ氏が発表した。それによると、9月6日から24日まで、リャザンやモスクワなどから19人が参加する。マラホフ支部長は「ロシアの海軍士官フヴォストフとダヴィドフはサハリンと南クリルに初めてロシア国旗を掲げた。国旗がどのようにしてはためいたのかを示したい」と語り、遠征の目的に一つとしてドキュメンタリー映画制作のための資料収集をあげた。

(rv-ryazan.ru2020/9/4ほか)

※フヴォストフとダヴィドフは、幕府から通商を拒否されたロシア皇帝使節レザノフの命を受けて1806年に樺太・久春古丹、1807年に択捉島の内保と紗那を次々と襲撃した人物。日本では文化露寇という。

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