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択捉島・紗那の高台に展望台設置 将来的に遊歩道と連結

択捉島リリスク(紗那)の旧市街地を望む高台に、津波発生時の避難場所にもなる展望台の建設が始まった。建設費は60万ルーブルで、9月中旬に完成する。場所は商店街がある高台から旧市街地にかかる階段の右側で、クリル湾(紗那湾)やクリルカ川(紗那川)が一望できる。ここには以前、公衆トイレが設置されていたが、景観を台無しにすると不評で利用者もなかったことから移転した。クリリスクとキトヴィ(内岡)間に2.7kmの遊歩道が造成されたが、将来的に今回建設する展望台まで遊歩道を750m延長する計画だ。6月に視察したリマレンコ知事は、この計画に資金援助を約束した。しかし、課題もある。予定地には住民が所有する老朽化した建築物があり、撤去が必要になる。少なくとも所有者は8人に上り、交渉は難航も予想される。(サハリン・インフォ2020/8/19)

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