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国後島・秩苅別 沿岸漁師と自然保護区スタッフが海洋ゴミを収集

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クリル自然保護区のレンジャーとボランティアの漁師たちが国後島オホーツク海側にあるトレチャコボ(秩苅別)周辺海域で海洋ゴミを収集した。トレチャコボの前浜で漁をする漁師たちから申し出があり7月の終わりに実現した。海洋ゴミの多くは漁具の残骸だった。漁網、ナイロンロープ、浮き、仕掛けの一部、海流によって海岸に漂着した産業・家庭用プラスチック廃棄物だ。長年にわたり蓄積されたゴミは、あまりに量が多くすべてを取り除くことは出来なかった。今後も海や海岸の清掃を継続する予定だ。昨年のビザなし交流(北方四島交流事業)の中で、日本の専門家と保護区スタッフが行った研究で、海洋ゴミはロシアだけでなく、日本や韓国などからも国後島オホーツク海側の海岸に漂着することが分かった。またトレチャコボ地区ではトレチャコフカ川とアシン川の河口で不法投棄が問題になっている。6月に行政に訴えたが、ゴミは放置されたままだ。自然保護区では不法投棄した人物を特定し1人を罰したが、残りの犯人は特定できなかった。(サハリン・インフォ2020/8/7)

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