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輸入5187トン、輸出4566トン 国後島の南クリル税関2020上半期実績

サハリン税関が開設されて110年になるが、国後島ユジノクリリスク(古釜布)に出先機関が開設されたのは1993年4月1日。今年で27年になる。当初のスタッフは10人だったが、現在の定数は13人。(現在は欠員1人) 国後税関支署はアンドレイ・ダニレンコ大佐が率いている。国後島の税関は極東地域における対外経済協力の観点から戦略的に重要なポジションにある。魚、ウニ、カニ、エビなど貴重な海洋生物資源を扱っている。国後税関の職員は南クリル地域の経済的な安全を守っている。職員は様々な品物を島に密輸しようとする業者を特定し、島から輸出される魚介類の量をチェックしている。2020年上半期で輸入5187トン、輸出4566トンの合わせて9753トンの取り扱いがあった。また、国際輸送船舶468隻(到着232隻、出発236隻)を検査した。今年上半期に国境を越えた人数は4597人(到着2502人、出発2095人)だが、今年は新型コロナの影響で日本とのビザなし交流が止まっているため少なくなっている。国後税関のもう一つの重要な任務は、南クリルに輸入される商品と車両に関する通関業務の手順を遵守し、制御することだ。サハリン税関は色丹島に2つの恒久的な税関管理ゾーンを設定した。この6カ月で南クリル税関職員は169件の行政犯罪と1件の刑事事件を摘発した。(kurilnews.ru 2020/7/29)

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※以下の写真は65.media 2018/10/8より

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