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国後島の自然保護区 シマフクロウが人工巣で孵化

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/7/17

国後島のクリル自然保護区は5年前から、シマフクロウが営巣するための人工的な巣を設置し、観察を続けている。巣作りを成功させるためには、いくつかの条件の組み合わせが必要だ。洞のある大木、冬でも凍結しない餌場となる川や池…。自然保護区のスタッフは洞のある木が少なくなっていることから、人工の巣をかけている。雌のフクロウは3月前半に1~2個の卵を産み、35日後の4月にヒナが誕生する。データによると、国後島には28~30組が営巣している。2020年春に営巣地の確認作業を行い、16組が監視下に置かれた。今年は8組が営巣し、そのうち6つの巣でヒナが孵化した。シマフクロウの親は1年間子供を育てる。多くの場合、ペアは2年毎に産卵する。

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