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クリル諸島の住民は日本の領土要求にうんざりしている 憲法改正に対する国後島住民の声

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信 2020/6/24

サハリン・クリル通信は、国後島の新聞「国境にて」を引用し、領土の保全と不可分性などを盛り込んだ憲法改正に対するクリル諸島の住民の声を紹介している。

  • ヴァレリー・アヴディエフ(年金受給者、ユジノクリリスク=古釜布)憲法改正案でプーチン大統領は年金支給額の定期的な見直しの義務化を提案した。私たち年金受給者は間違いなく国民投票に行く。
  • アルビナ・ダリンスカヤ(ユジノクリルスク教育センター所長=古釜布):7月1日、私たち家族は憲法改正国民投票に行く。前の世紀の1950年代以降、クリル諸島の所有権について様々な噂があった。それを終わらせる時が来た。ロシア領土の完全性のためだ。ロシア憲法のすべての改正案に賛成することを強く勧める。
  • ビャチェスラフ・ブラセンコ(南クリル市長=古釜布)クリル諸島の住民にとって、深刻な問題の1つは領土の保全である。サハリンとクリルの人々は、ロシア連邦憲法改正の準備に関する作業部会の会合で提案された、領土保全に関する修正案を支持する。サハリン州ヴァレリー・リマレンコ知事も支持している。知事は、そのようなイニシアチブが国の領土保全を維持するための鍵であり、クリル諸島の問題に終止符を打つことができると信じている。
  • イリヤ・クチェロフ(南クリル地区空手スポーツ連盟会長=古釜布):我が国の国家政策の最重要課題は子供である。私たちは子供たちの世話をし、彼らが伝統的な家族を守るために多くのことをする必要がある。また、連邦政府のすべてのレベルの職員や国会議員は二重国籍を取得できないことにも賛成だ。

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