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国後島の自然保護区 ロシアの希少植物ホオノキが開花

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/6/18

国後島のクリル自然保護区で6月14日、ロシアのレッドデータブックに登載されているホオノキの開花が確認された。ラテン語の名前はマグノリア・ハイポロイカ。ロシアで唯一野生に育つ種であり、国後島でのみ見ることができ、ロシア人にとってはエキゾチックな木である。葉は30×50㎝にもなり、花は直径30㎝。8月から9月にかけて長さ15㎝ほどの実をつける。国後島ではオホーツク海側と島の南部に分布している。平均的な寿命は250年で、保護区内のストルボフスカヤ生態系の道では樹齢150年以上の木を見ることが出来る。開花期は6月中旬から7月上旬で、平均して2〜3週間続き、国後島の夏の始まりを告げる。クリル自然保護区では、研究プログラムの枠組みの中で、希少植物種の個体数を増やすための研究が続けられている。

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