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択捉島 子供が増えている紗那と別飛で中等学校建設 クリル発展計画から20億ルーブル支出 

北方四島の話題

 astv.ru 2020/6/2

クリル諸島社会経済発展プログラム(2016-2025年)の枠組みで択捉島のクリリスク(紗那)とレイドヴォ(別飛)にそれぞれ中等学校が整備されているほか、北クリル地区のパラムシル島セベロクリリスクに地区病院が建設されている。レイドヴォでは子供の人数が社会的支援の成果で急増しており、現在11クラスにまで増えた。このため、教室が不足しており、多目的ルームを教室に改造して急場をしのいでいる。クリル地区行政府は15km離れたクリリスクにに児童・生徒を通わせるよう提案したが、地元住民は長距離通学は子供たちへの負担が大きいと、受け入れなかった。このためクリル諸島社会経済発展プログラムの枠組みで、7億8,100万ルーブルをかけて新築することになった。一方、クリリスクでは2022年に児童・生徒400人を収容できる学校が建設される。事業費は13億ルーブルと見積もられる。新校舎は3階建てで210人を収容する食堂や体育館、図書室などが整備される。さらに、耐震基準を満たしていないセベロクリリスクの地区中央病院が建て替えられている。病室は30室、1日の外来患者100人を想定、2022年に完成する。事業費は15億ルーブル

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