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ロシア 第2次大戦の終戦日9月2日→9月3日へ変更

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北方四島の話題

 スブートク日本2020/4/14

ロシア下院は第2次世界大戦の終戦日を変更する法案を承認した。ロシアではこの日は軍の栄光を称える日とされ、ロシア軍が歴史上重要な勝利を収めた記念となる日の1つなっている。これまで第2次世界大戦の終戦日は、日本が無条件降伏文書に調印した9月2日とされていた。しかし、今後はこの日は9月3日に変更される。法案の考案者によれば、1945年9月3日は旧ソ連では対日戦勝記念日として祝日とされていた。しかし、1947年にはすでにこの日は通常の労働日となり、時間とともに祝日であったことが忘れられていった。また、戦闘参加者らを称えた「対日戦勝」の記念メダルの裏面には同様に「1945年9月3日」と日付が記されている。法案の考案者によれば、日付の変更とともに第2次世界大戦の勝利に関する歴史の正当性が確立されるという。

ロシア、終戦9月3日に変更を下院可決 対日勝利強調
日本経済新聞2020/4/15
【モスクワ=小川知世】ロシア下院は14日、第2次世界大戦終結の日を9月2日から9月3日に変更する改正法案を可決した。上院採択と大統領の署名を経て発効する。ソ連時代に「対日戦勝記念日」だった9月3日に日程を変えることで、終戦75年の節目に日本への勝利を強調するとみられる。北方領土の実効支配のさらなる正当化にもつながる可能性がある。歴史専門家からは変更で、中ロが対日戦勝75年を共に祝えるようになるとの指摘が出ている。