北方領土の話題と最新事情

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震源が深いため余震は伴わない サハリンの地震専門家 

北方四島の話題

 Astv.ru 2020/2/14

2月13日21時33分に発生した地震震源地は択捉島リリスク(紗那)の北東83km、深さ176km、地震の規模はマグニチュード6.4だった。最大震度は5ポイントで、最も激しい揺れを感じたのは択捉島ではなく色丹島のクラボザボツコエ(穴澗)、マロクリリスコエ(斜古丹)、国後島ユジノクリリスク(古釜布)だった。ロシア科学アカデミー地球物理調査所サハリン支部のユーリ・レビン所長は「震源の深さが20~30kmの地表に近い場合、多くの余震があるが、今回の場合はかなり深い。一般的に余震は伴わず、大きな地震が来るとは考えていない」と語る。サハリン地域では2つのタイプの地震が記録されている。地表に近いところで発生するものと、海底深くで発生するもの。1950年から2020年までに、サハリン地域でマグニチュード6以上、震源の深さが80km以上の地震は53回記録されている。サハリン沖が8回、オホーツク海が21回、クリル諸島が24回となっている。

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