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国後島・近布内 8棟129世帯が完成したアパートに入居 日本の特別な外壁を使用

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/2/12

国後島のオトラダ地区(近布内)では8棟の賃貸住宅が完成し、国後島を訪問しているリマレンコ知事が129世帯の入居者に家の鍵を手渡した。国後島でかつてこれほどの規模の住宅が一度に引き渡されたことはない。8棟の住宅は文化、スポーツ、医療、教師、軍人、国境警備隊などの公務員用に105戸、老朽化した危険住宅から住み替え用に24戸割り当てられた。リマレンコ知事は「快適で安全な住宅は、おそらく人生で最も重要なものだ。人々が本当に島にとどまり、家族を作り、子供を育てたいと思うためには、まともな環境を作り出すことが必要だ。私たちはそれに取り組み続ける」と祝福した。住宅は3階建てで、地震が多いクリル諸島地震が多いことから、最大9ポイントの揺れにも耐えられる構造。外壁には日本の特別な技術が使用され、強風に耐える。すべての家に暖房、給湯器などが備え付けられており、入居者は家具を運び込むだけ。「私はとても幸せ。アパートは明るく広々としている」とアルス・バヤズグロヴァさんは喜びを語った。 彼女は2年前に人材誘致プログラムでバシコルトスタンから国後島に引っ越し、救急隊員として働いている。将来、賃貸アパートを買い取る予定だ。幼稚園の先生であるアンナ・シェミャキナさんは「以前、私たちはユジノクリリスクにアパートを借り、月に25,000ルーブルを支払っていた。これからは3分の1の支払いで済む」と語った。2021年には、オトラダ地区にさらに4棟71戸の集合住宅が建てられる。設計作業はすでに始まっている。

 

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