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色丹島の警察官は5人だけ 水産加工場の稼働で1,000人の労働者が流入、治安悪化を懸念

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/2/4

人口3,200人の色丹島に警察官が5人しかいない現状に住民は不安を持っているが、ロシア内務省は定数を増やす考えはない。昨年、色丹島沖で火災を起こした缶詰加工船「ビュートル・シト二コフ」の事案では、数百人の乗組員、作業員が色丹島に一時収容され、飲酒トラブルなど地元住民の間に不安が広がった。さらに、色丹島ではギドロストロイのクラボザボツコエ(穴澗)工場が稼働し、今後オストロブノイの缶詰工場が完成すると、外国人を含め他地域から1,000人以上の労働者が流入するとされ、色丹島住民は治安の悪化を恐れている。警察官の配置は、地域の人口と犯罪発生件数によって内務省により決定されるが、離島特有の事情や交通アクセスなどは考慮されない。クラボザボツコエには以前、11人の警察官が駐在していた。通報件数や犯罪発生件数を調査したところ、いずれも週平均を大幅に下回っていたことから、2019年1月、警察官の人数が大幅に削減された。国後島の人口は色丹島の2倍だが、警察官の人数は10倍である。

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