❐北方四島の話題
astv.ru 2020/1/31
サハリンとクリル諸島を結ぶ定期航路に就航させるため、ネフスキー造船所で建造中の砕氷型貨客船は船体工事が完了し、設備機器や配管の設置と塗装作業が開始された。発注者であるサハリン州のリマレンコ知事が視察した。建造中の新造船2隻あり、2021年初めに就航予定。貨客船は乗客定員146人、24個のコンテナを輸送できる。クリル諸島の桟橋に着岸、係留が出来るよう設計されている。冬季間の流氷に備えて、北極海航路の救助船と同等のアイスクラス4の砕氷能力を持つ。現在、定期航路に使用されているファルフトジノフ号より優れている。今年の春には試運転に入る予定。新造船の就航により、クリル諸島の乗客と貨物の輸送量は3倍に増加し、年間を通して途切れることのない輸送が可能になる。2隻の貨客船は住民投票で「ゲンナジィ・ネヴェルスカヤ提督」号と「バベル」号と命名された。
