北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

ホルムスク市長選考、アンドレーヴァ南クリル副市長が最有力

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/1/29~30

サハリンのホルムスク市長選考が迷走している。国後島色丹島を管轄する南クリル地区行政府のエリザベータアンドレーヴァ副市長を含め3人の候補から市長を選ぶ選考委員会が30日に開催される予定だったが、選考委員たちが出席をボイコットしたため市長を決められなかった。新市長を選ぶ選考委員会はホルムスク市議会の各会派の議員1名とサハリン州政府から選出される3名で決定される。市長候補にはアンドレーヴァ副市長ら3人が最終選考に残ったが、サハリン州政府は副知事を派遣し、水面下で選考委員の市議会議員全員に接触し、アンドレーヴァ副市長に投票するよう働きかけたといわれる。これに対して、共産党市議らが選考委員会のボイコットを呼び掛けていた。サハリン州政府は声明を出した。「アンドレーヴァ氏を含めて、立候補者の選定に関する手続きは適正になされている。アンドレーヴァ氏は若く、アクティブであり、成功することを願っている。それはうまくいくだろう。州政府は市政に干渉する権利を持たないため、今後、市長選考がどのように展開するのか確かなことはわからないが、最終的には市議会議員によって決められるだろう」

f:id:moto-tomin2sei:20200131101020j:plain

f:id:moto-tomin2sei:20200131101033j:plain