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2020年、択捉島に500人規模のクルーズ船寄港?! 州政府が誘致へ動く

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/12/4

2020年に択捉島に最初のクルーズ船が帰港する可能性がある。サハリン州政府のナタリア・パホルコワ局長が極東観光ウイークの会合で語った。インターナショナル・クルーズ&フェリーのグリュコフCEOは「クルーズ船の乗客は1つの寄港地あたり約100ドルを消費する」と語り、実現すれば島に大きな経済効果をもたらす。州政府はクルーズ船のルートに択捉島を組み入れるよう働きかけを行っている。しかし、すべては単純ではない。クルーズ船を受け入れるには桟橋などのインフラ整備も必要だ。サハリン本島でさえクルーズ船誘致が順調とは言えない状況だが、パホルコワ局長は「試してみる価値はある。もちろん何千人もの客を想定しているのではなく、択捉島の場合は500人規模でテストすることになるだろう」と語る。島には到着した乗客を輸送するバスがないが、観光地に何らかの手段で直接アクセスすることも含めて、対応を検討しているという。

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