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色丹島で震度6!? 根室は震度3 日本とロシアでは震度階級が違います

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/11/24

11月23日、サハリン時間の23時58分に、色丹島沖を震源とするM5.7の強い地震が記録された。マロコリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(穴澗)では震度6、国後島では4~5、択捉島では3~4だった。住民からの報告では、色丹島は強い地面の揺れを感じ、容器内の液体やぶら下がっているモノが揺れたほか、壁の漆喰がわずかに剥がれたという。

根室の震度は3だった。日本の感覚からすると、色丹島の震度6は大地震だが、これは基になる震度階級が違うためだ。日本の場合10階級だが、ロシアは「MSK(メドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク)震度階級」を採用しており、12階級ある。日本では全国に設置されたデジタル強震計が、自動的に観測した地震波形から震度を計算しているが、他の国では、人の感じ方で震度を決めている。色丹島の震度6は、ロシアの震度階級の説明では「強」で、だいたいすべての人が地震を感じ、壁にかけた写真が落ちたり、本棚の本がずれ落ちる程度らしい。

●ロシアのMSK(メドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク)震度階級12

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●日本の震度階級10

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