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洋上加工船の火災 色丹島に避難した作業員約400人の輸送作戦続く

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/9/26

色丹島沖で発生した缶詰の洋上加工船「ピョートル・シトニコフ」(27,00トン)の火災で、色丹島に収容された作業員419人のうち133人が9月26日午後に国後島に搬送され、オーロラ航空のチャーター便2機でメンデレーエフ空港からウラジオストクに運ばれた。残りの作業員の輸送は3日以内に完了する予定。緊急事態省によると、24日夕方から25日早朝にかけて色丹島に避難した作業員はマロクリリスコエ(アナマ)とクラボザボツコエ(斜古丹)地区にあるスポーチ施設シコタン・アリーナやホテル、寮などに一時収容され、温かい食事が提供された。作業員のうち病院で診察を受けたのは1人だった。トラブルを避けるためアルコールは提供されなかった。26日午後には2隻のはしけで133人が国後島に移動し、午後9時に空路でウラジオストクに飛んだ。南クリル行政府のアンドレーバ・エリザベータ第一副市長は「作業員を搬送する作業は続いている。現在、68人の作業員を乗せたはしけが色丹島から国後島に向かっており、別の70人も船に乗り込んでいる。色丹島国後島の移動時間は4時間。国後島に到着次第、メンデレーエフ空港からウラジオストクへ出発する」と語った。「ピョートル・シトニコフ」の作業員は全員が沿海地方ハバロフスク地方に住んでいる。

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