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国後島でプラスティック専用のゴミ箱設置 家庭ゴミの分別収集がスタート

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北方四島の話題

 サハリン州政府ウエブサイト2019/7/30他

国後島ユジノクリリスク(古釜布)市内の9カ所に、プラスティックゴミを分別収集するため専用のゴミ箱が初めて設置された。1週間以内にさらに3個が追加され、年末までにオトラドノエ(近布内)やラグンノエ(ニキシロ)などの地方を含めて30個以上が設置され、ゴミの分別とリサイクルが本格的にスタートする。ゴミ箱を製造したのは国後島でゴミ処理のライセンスを有している唯一の企業「ガランティア」。同社のイーゴリ・グレベンキン社長は「島民はゴミの分別という変革に少しずつ慣れてきているが、まだまだあゆみは遅い。回収したプラスティックは自社で処分するため、特別な粉砕機を購入した。我々は資源ゴミの再利用に向けた大きな計画を持っている」と話している。処理されたプラスティック・チップは会社の倉庫に保管される。年末にはリサイクルのための特別な機械が納入され、チップから合成油をつくり、暖房に使用される。プラントは1日あたり最大8トンのプラスティックを処理することが出来る。南クリル地区のブラセンコ市長は「国後島色丹島のすべての集落で家庭ゴミの分別収集を行う。このため来年度に必要な予算を措置する」と語った。サハリン州では今年1月から固形廃棄物の管理システムを変更した。分別収集とリサイクルに取り組んでいる。古い埋め立て地は廃止される。州内のゴミ収集料金は単一で住宅1㎡あたり4ルーブルとなっている。

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