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国後島・赤岩 島民手造りの防波堤、面影今も 84年が経過し海岸浸食進む……

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国後島自由訪問(6月21日~24日)

   1935年(昭和10年)に島民たちが造った国後島の赤岩の防波堤跡--。母親が生まれ育った植古丹(ウエンコタン)から、オキツウスを経て植内(ウエンナイ)に向かう途中の岬にある。母親にとっては植内にあった尋常高等小学校への通学路だったが、潮が満ちてくると通れなくなったという。子供たちの通学路の安全と軍事教練に使う道具を新調するため、当時植内小学校の校長だった村田吾一さん(羅臼村公選初代村長)が音頭をとり、植沖小、植内小、代々別小の3校区の青年団が協力して、根室支庁発注の公共事業を請け負う形で、自前で建設したものだった。工事から84年が経過、海岸線の浸食が進む中で、かろうじてその面影を残している。

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北方領土遺産「四島の遺産たち」…③国後島・植内の赤岩防波堤跡 - 北方領土の話題と最新事情