❐中クリルの話題
サハリン・インフォ2019/6/27
6月22日午前5時5分、クリル諸島中部にあるライコケ島(雷公計島)のライコケ火山(雷古計山)で爆発的噴火が確認された。5時30分まで6回の噴火があり、噴煙は海抜10-13kmの高さに達し、降灰は920km東方まで広がった。ライコケ火山は海抜551m、海底2500mの円錐台形の火山。円錐の最上部には直径約700 m、深さ200 mの大きなクレーターがあり、最後の強い噴火は1924年に起こった。6月23日は、付近を航行していた観光船「アテナ」号の乗客が噴火の写真を撮影した。ロシア科学アカデミー極東支部海洋地質地球物理学研究所は、爆発的な噴火で島の動植物が死んだと語った。
