❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/4/28
地域住民が望む社会施設の整備を住民参加で決定し、サハリン州政府が最大1億ルーブルの予算付けを行う「地域開発プログラム」--。州財務省は自治体から上がって来た提案を技術的な観点からふるいにかけ、32の提案が住民投票にかけられることになった。この中で、択捉島などを管轄するクリル地区が提案した「屋内アイスホッケー場の建設」は、選択条件に適合していないという理由で落選した。北方四島関係で最終リストに残ったプロジェクトは、択捉島レイドヴォ(別飛)の「複合的な社会福祉施設の建設」、南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島を管轄)から提案されたクラボザボツコエ(アナマ)の「運動場建設」、マロクリリスコエ(斜古丹)の「アイスホッケー場建設」の3件。5月1日から5月20日まで、32の提案を対象にインターネット上で公開投票が行われ、6月12日に採択されるプロジェクトが決定される。
南クリル地区から提案する事業を決めた住民会議(国後島、3月)
