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国後島・幸せの木伐採問題 州議会、関係者全員の処罰を

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/4/16

国後島で樹齢500年とされるイチイ(住民が「幸せの木」として大切にしていた国後島のシンボル)が伐採された問題がサハリン州議会の環境委員会で取り上げられ、議員たちは関係者全員を処罰するよう求めた。委員会に出席したロシア天然資源環境省の担当者は「希少な木が存在することを知りながら、同意した地元の行政に避難が向けられるが、ことはそう単純ではない。おそらく、遠隔性の問題が影響した」と説明しようとしたが、議員たちは受け入れず、国の責任にも言及しながら、関与したすべての人を罰するよう求めた。地方検察局の当局者は「南クリルの検察当局が52ルーブルの損害賠償を求める訴訟を提起した。道路設計者と工事の請負業者の責任を明確にする必要がある。設計は2017年に行われたが、自然の調査でなぜレッドデータブックに載っている希少種がないという結論になったのか。情報提供をしなかったとされるクリル自然保護区の責任問題を含めて、明らかにする必要がある」と述べた。