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国後島古釜布にミネラルウォーター生産工場 2019年秋に稼働 月3万本を生産

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/3/27他

ロシアの化粧品会社ナチュラ・シベリカが国後島のユジノクリリスク(古釜布)にミネラル・ウォーターを製造する工場を建設する意向を表明した。同社のアンドレイ・トルブニコフ社長によると、投資総額は2億ルーブルになる。この情報はサハリン地域の投資ポータルサイトに掲載された。同社の関連企業で、国後島にある有機農場ナチュラ・シベリカのヴィタリー・コズレンコフ社長は「工場は有機農場ナチュラ・シベリカの近くに新設される」と話しており、現在0.33ℓと0.75ℓのガラス瓶デザインと併せて、プラント建設に向けた計画が進められているという。南クリル行政府のブラシェンコ市長は「この計画については承知しているが、ナチュラ・シベリカの関係者が国後島を訪れた時には、行政府に一切連絡がなかった。プロジェクトの詳細については分からない」としている。また、市長は国後島にあるという有機農場ナチュラ・シベリカについては、何も聞いていないという。

※ロシアの経済紙ベドモスチによると、このプロジェクトは南クリル行政府とサハリン州天然資源環境省の承認を得ており、工場は2019年秋に稼働を開始し、月に最大3万本の非炭酸飲料水を生産する予定。一般商店では扱われず、レストラン等で販売する予定。小売価格は0.75ℓで約500ルーブル。同社は将来的に水に基づいて医薬品化粧品の製造ラインを建設するという。

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