択捉島住民は屋内リンクと社会福祉センターを選択 地域発展プロジェクトの候補事業

❐北方四島の話題

　サハリン・クリル通信 2019/3/20

択捉島の住民はサハリン州政府が地域の要望を踏まえて実施している地域発展プログラムの事業候補として、屋内アイススケートリンクと社会福祉センターの建設を選んだ。地域発展プログラムは、第一段階で自治体が住民会議を開催し、地域にとって最も必要な施設やサービスを協議し、住民投票によって3つの事業に絞り込む。第二段階ではプロジェクト会議を開き、3つの中から住民投票で2つを選び、州政府財政当局による審査を経て、最終選考が行われる。州政府は優れたプロジェクトに最大1億ルーブルの予算をつける。択捉島では、アイスホッケーの人気が高い一方で、冬でも比較的温暖なことなどから屋外リンクは1カ月程度しか使用できないため、オールシーズン使用可能な屋内リンクの要望が強かった。今年のプロジェクト事業は6月12日に決定される予定。